新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(8・いろいろ)
昼食後はすっかり霧も晴れ、どこに行っても綺麗な棚田を望めるようになりました。
移動しながらいろんな棚田を見ていくことに。
田んぼではなく木が植えられている。まだ植えられたばかりのように見える。環境保全のための土地なのだろうか。
2人連れで旅行に来られた方のようだ。
別の場所で出会った旅行者の方。
この土地はそんなに急な高低差はないけれど、ずうっと奥まで田んぼが続いている。余りに広くて、逆に広さを感じにくい。
農家の方。
下を見ると水路がある。綺麗な水に見える。
赤い屋根がとても映えている。コンクリートの近代建築が目立つような気がする。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(7・鳥遊ぶ昼食)
お昼になったのですが、これもタクシー運転手さんの手引きで近くの食堂へ。
…って、ここはさっきのチケットオフィスのところです。
この奥に見える小屋が、食堂になっています。
スタッフ(経営者?)は、タクシー運転手さんと同級生なのだそうです。ここで初めて、タクシー運転手さんもこの街の出身なんだとわかりました。
さっそくご飯に…する前に、あそこでウロウロしている何かが気になります。
親子なのかなあ。
そんなことを思っていると、向こうにもなんか違う種類の鳥が居ます。
これも親子なのかなあ。
米どころですから、ごはんを食べないわけにはいきません。
あとは、スープと、お肉を炒めたものと、野菜を炒めたもの。
味の素が山盛りになったお皿も置いてあって、これを適宜ふりかけて味を整えて食べます。
にしても気になる鳥たち。なんか茂みのほうに行ってるけど、飼ってるんだとしたら逃げないのかなあ。
食事が終わったら、子どもが遊んだりしていました。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(6・霧晴れて棚田、寛ぐ牛)
1時間ほど待って、展望台へリベンジする。
お昼もだんだん近くなっていることもあり、霧は綺麗に晴れていた。
雲が残っているけれど、雲の影がかえって棚田の大きさを認識させる気がする。
向こうに見える集落、何故かヨーロッパみたいと感じてしまった。
展望台から後ろをみると、沼と小さな棚田がある。日本でよく見る棚田より、田んぼ1枚1枚の高低差が小さい気がする。
そこへ牛がやってきた。
農作業のためだろう、牛は、山道の向こうへ消えていった。
よそ見をしているうち、高い雲がさっきより減って、青空が広がった。
アップにすると、前もそうだったけどまるで模型のようだ。
ちょうど雲の切れ間から家が見えていた。それにしても雲が低い。元陽の標高は1600m-2500mくらいだそうだ。
振り向くと、先ほどの牛が戻ってきて、沼で水浴びを始めていた。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(5・霧の中)
展望台を管理するらしいこのチケットオフィスの横を通りすぎて、展望台に行きます。
近代的なひさし付きの展望台から見えるのは、きっとすごい風景なんだろうけど、残念ながら霧の中だった。
たまにちょっと見える。なんとなくすごさがわかるけど、すぐに隠れてしまう。
少し見えた時に色々シャッターを切ってみる。
あまり霧の中なので、すぐ近くに視点を移すと、蛙が身を潜めていた。
いったん道を戻ることにした。
ちょっと移動すると全然霧はないのになあ。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(4・再びハニ族の人たちの街)
タクシーは再び移動し、街に入っていく。さっきと同じ街かどうかはよくわからない。
それにしても、レンガの家が目立つ。このあたりは地震があまりないのかもしれない。
右端の青い看板は中国電信(電話会社)。どの街に行っても見かける気がする。
おばあさんたちが見ている方向に、結婚を祝して着飾った若者2人と、その親族?が列をなしてあるいているのが見えた。肝心の結婚式の列はカメラに収められなかった。
街を抜けると、小奇麗な建物と道のあるところに出た。運転手はここで暫く待っているようにと行って車を降り、建物に入っていった。どうも棚田観光のオフィスがある事務所のようで、戻ってくると手にパンフレットと、大きなステッカーみたいなものを持ってきた。パンフレットはぼくにくれて、ステッカーみたいなものは後部ガラスにどんと貼りつけた。これが貼ってあると、観光客を載せた借り上げ車ということで何か特権があるように感じられたが、結局のところそれがいったいなんなのか聞かずじまいだった。
待っている間ぼうっとしていると、向こうから2匹の犬がやってきた。
仲良さげだ。
2匹が見つめる向こうでは、何やら道路工事をやっているようだ。
職業的工事夫というより、道路工事のために老若男女が近くから集まっているという感じがする。
そんな人間の活動を素知らぬ顔で、砂山にでんと寛いでいる犬がいる。
そのうちにこの犬、さきほどの2匹と一緒に砂山で遊びはじめた。この街の犬は仲がよいらしい。
また車に乗って暫く行く。今度はこれまでと比べると小さな棚田が広がる。ハニ族の人たちは、とにかくあちらこちらを棚田にしているのだと思う。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(3・等高線のような棚田)
棚田は広大なので、展望場所はいくつも用意されています。それを運転手に連れられて、ひとつひとつ回ることになります。
朝のうちは、まだ霧にむせていました。
ここでの棚田は、アップで撮ったほうがその規模がよくわかる気がします。なんとなく等高線が描かれた地形図をみている気分になります。
霧で隠れた向こうにも棚田。
展望台にハニ族の母娘がやってきました。たぶん、土産物を売りに来たのだと思うのだけど…
ぼくの他にも観光客がひとり来て、三脚を構えていました。
この後、別のロケーションにも行ったのですが、そこは完全に霧の中。早々にあきらめて、他の場所に移ることに。
その辺をほっつき歩いていた豚と鶏。放し飼いなんだろうな、きっと。
新世界遺産・中国、ハニ族の棚田(2・ハニ族の人たち)
タクシーは新街から郊外へ進んでいく。
バックミラーから縁起物のアクセサリーがぶら下がっているのが中国らしい。
家に止まっているワゴン車は新しそうだ。お金がある家なのかな。
しばらく行くと門にたどり着いた。元陽梯田景区。
中国では、棚田を「梯田」と表現する。これもなんとなく分かる気がする。
走っている車窓からも棚田が見える。
棚田観光の前に、ご飯をまず食べる。
運転手が食堂らしきところに連れて行ってくれた。これは雲南省名物の米線。米の麺。
こういう田舎に行っても、使い捨ての箸がビニール袋にちゃんと入っているのは安心する。
このあたりは胜村(勝村)というらしい。勝村の鮮肉市場の看板だ。ちょうど、解体された豚肉を皆が品定めしていた(次の写真はその様子です。弱い方すみません)。
解体された豚肉をそのまま持って帰っている姿は結構衝撃的でびっくりしました。市場に来るのは男ばかりというのもちょっと興味深いです。
ぶれぶれで申し訳ないですが、その近くではおばあさんが工芸品?を売っていました。
同じく、近くでたむろしていた男性たち。
女性もいます。前のおばあさんもそうですが、女性が着ているのが今回世界遺産に指定されたハニ族の文化を象徴する、ハニ族の民族衣装です。男性は民族衣装を着ません。後で知りましたが、民族衣装は着ないけど、ハニ族特有の刺青を腕にしているようです。実は、タクシーの運転手さんもハニ族の方で、刺青を見せてくれました。
ちなみに中央の方が大きな筒を抱えていますが、これは雲南省名物の水タバコです(雲南省ならハニ族でなくても吸ってます)。下の方に紙巻煙草をさして、上から吸うという仕組み。中国人一般から見ても奇異な水タバコだそうなのですが、右端の方は普通に紙巻煙草を吸っています。ひょっとして廃れつつあるんだろうか?
なんかよくわからないけど、インパクトのあるトラック。メンテナンス性はよさそう。
次はようやく、棚田の展望場所に行きます。
なんというか、ぶれぶれの写真ばかりで申し訳ない…。